kumarihaamiのブログ

目に映ったもの、そしてその時感じたことの記録。

思い出の石

石、といってもただの石じゃない。

磨いても光らない(と思う)けど…。

新卒で入った会社、いちばんお世話になったのはトンネル部長だった。

おっかないイメージしかなく、絶対近づきたくない人だった。

 

ある夜、そのおっかない人と社員寮の入り口で出会ってしまった。

蛇ににらまれた蛙(初々しい私)は「飲みに行く?」の誘いが断れれなかった。

(否、怖いもの見たさ?でついていった)

けど、それから退社まで、いちばんお世話になったと思う(専らお酒の席で)。

 

そのトンネル部長にもらった石。

まさに、青函トンネル工事の関係者で、現場談義も面白かった。

 

ときどき、過去に関わったおっかない人たちを思い出す。

ボコボコにされて、当時は鬼としか思っていなかったけど、おっかない分と同じくらい、部下に対する愛情と優しさと責任を持ち合わせていた気がする。

 

おっかない人が許されない、いまの職場はちょっとさびしい。